どうも、木村(@kimu3_slime)です。
2017年12月からバーチャルYoutuberブームが起こっていて、多くの新人が発掘されています。
今回は、世界観が毎回変わる筋肉バーチャルYouTuber「げんげん(源元気)」を紹介します!
世界観が毎回変わる筋肉バーチャルYouTuber「げんげん(源元気)」とは?
画像引用:げんげん初めての動画投稿ヽ( ´▽)ノ
げんげん(源元気 みなもと げんき)さんは、2018年1月7日から活動を始めたバーチャルYoutuberです。動画はYoutube「Gengen Channel」とニコニコ動画にアップされています。
第1回目の動画で「うちにいるから裸」と語るげんげんさんは、ムキムキマッチョ、アニキ系の見た目をしています。
趣味は筋トレとYoutube鑑賞。それでYoutuberのことを知り、活動を始めたそうです。
話し方は関西弁風で、見ていくうちに普通にいい人そう、という印象を受けます。
この動画までは、マッチョな男性が好きな人向けのバーチャルYoutuberが誕生したんだな、程度にしか思っていませんでした。
正直、1回キリのネタで、続きがあるとは思わなかったのです。
ところが第2回「げんげんの今年の抱負!」を見て驚きました。いつの間にか彼は共産主義的な不穏な世界にいるのです。
げんげんです!
米英からYoutubeをご覧の皆さんこんにちは!日本から投稿してまーす!
国外ネット規制がかかってるにもかかわらず、日本でもYoutubeは流行ってます!当局に連れて行かれる人も多いけど、げんげんはKGBには負けません!
引用:げんげんの今年の抱負!
- 今年2018年は第三次大戦終結30週年
- ネットのつなぎ方を教えてくれた学校の友人は、密告されて再教育研修に連れて行かれてしまった。
- これからはソ連を中心とする共産圏が世界の中心になっていく(らしい)
などなど。
本人は全くディストピアであることを自覚していないのに、見る人にそれとなく感じさせるストーリーが面白いです。
第3回「山奥のペンションに閉ざされたげんげん」は、第2回とは全く関係なく、山奥のペンションに来ています。
そこである男性が殺されてしまったようす。「犯人はこの中にいる!」とイキる若い男もいます。金田一少年かな?
- 殺人犯がいるかもしれないのにみんなとは一緒にいられない
- 被害者がオーナーと口喧嘩しているのを見た
- 現場に女物のピアスが落ちていたのを見つけて拾ってきた
と次々に死亡フラグを立てていくげんげん。
そして、思っていたより早く部屋に来客が。「またなぁ!」と語るげんげんに、再び会うことはできるのでしょうか……
とまあ、げんげんはバーチャルYoutuberというよりも、毎回世界観が変わるショートアニメとして楽しんでいます。Youtuber要素どこ行った?
自然な語りが少なく(いわゆる)Youtuberらしさがないという面もありますが、1分程度とテンポが良く見やすいというメリットもあります。
げんげんの仕組み
げんげんさんには、声を当てる中の人がいません。
また、モデルは2Dであり、他のバーチャルYoutuberのようにモーションキャプチャしているわけではありません。
つまりはバーチャルYoutuber風のアニメーションです。
制作風景は動画で公開されています。アニメーションはLive2d cubism、関西弁風の合成音声はかんたん!AITalk®3を使っていますね。
げんげんの作者はコウノスケ(@kounosuke0808)さん。配信やマンガ制作活動をしています。
「ちょっと噛み合わない初心者たちのクトゥルフ」シリーズや「ノリで火星に来た探索者たちのクトゥルフ」シリーズなどのTRPGアニメ動画は、ニコニコ動画で100万回以上再生されるほど人気です。
TRPGで鍛えられたトークで世界観を説明する能力、トークをアニメーションとして起こす力は、げんげんという作品によく表れています。
https://twitter.com/kounosuke0808/status/951393254125154305
げんげんです またなぁ
Twitterでもげんげんさんの話題を見かけることが増えました。
流行っているのが、げんげんのトークを真似てオリジナルのげんげんを作る二次創作です。
「げんげんです。今日はなんと核ミサイルが近くに落ちてきよったんやけど、vault-tecっていうとこの人がシェルターに案内してくれて今日からここに住むことになりました。家が無くなったんは悲しいけど、ここもめっちゃきれいでええとこそうやし新生活頑張るわ!じゃ、そろそろ録画切るで。またなぁ」 pic.twitter.com/W1TkXMiZJq
— 石油 (@sekiyuCeltic) January 20, 2018
「げんげんです。なんか静かですね。街の中にはギャラルホルンもおらんし、本部とはえらい違いや。火星の戦力は軒並み向こうに回してるのかもしれへんな。まぁそんなのもう関係あらへんけどね!タカキも頑張っとったし俺も頑張らへんと!車の用意ができたみたいなので録画切るで。またなぁ。」
— 溝口安二郎の夢女子 (@simodahajime) January 19, 2018
「げんげんです。廃屋の一室に隠れています。なんかPUGBとかいうデスゲームに巻き込まれてしもうてなあ。生き残るのは1人だけらしいんよ。争うのは苦手やけん最後まで隠れようと思うわあ。なんかイルカの鳴き声聞こえよるし、怖いわあ。そろそろ制限区域になるけん、録画切って移動するで。またなぁ」
— たくまゃん(ねかし (@takumayan) January 18, 2018
「げんげんです。(状況説明と死亡フラグ)。録画切るで。またなぁ」がテンプレになっていますね。
これがテンプレとして楽しまれるのは、やはり第2回第3回の奇抜な世界観・死亡フラグのわかりやすさがウケたからでしょう。
死亡フラグネタはわかりやすいですけど、あまりにそればかりだとワンパターンでつまらなくなってしまうのではないかと思います。
げんげん動画の最大の謎は、毎回世界観が変わることです。これはなぜなのか、動画の中では全く説明されていません。
「死んで転生する・世界線を移動している」など、考察しがいのあるところも魅力です。
https://twitter.com/taiboku/status/954742091271172097
普通のYoutuberなら、次の動画も同じ設定で続いていくので安心感がありますが、驚きは少なくなっていきます。
げんげんさんは今後どういう設定になっていくのか毎回未知なので、今後の更新が楽しみですね。(女装する回は絶対ありそう)
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。またなぁ。
2018/01/26追記:
01/26の昼ごろ、Twitterで「するげんげん」がトレンドしていました。
にもかかわらず、「するげんげん」で検索しても何がきっかけなのか見つからないようす。
https://twitter.com/kiji0621_/status/956735004557549568
このトレンド入りは、「脳トレをするげんげん」がきっかけと思われます。スペース入りで「する げんげん」と検索すれば、ちゃんと出てきますね。
https://twitter.com/kounosuke0808/status/956721844673015814
画像引用:脳トレをするげんげん
「あっ、そろそろバーチャル礼拝の時間や!」は、他のバーチャルYoutuberの動画を見に行くときのコメントとして使われていますね。
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