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ママ?お姉ちゃん?バーチャルJK「ときのそら」とは?

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

最近、バーチャルYoutuberブームに合わせて、ニコニコ動画やTwitterで「ときのそら」さんの名前をよく目にします。

ママ・お姉ちゃんと呼ばれるのはなぜか、初めて知った人でもわかるように解説します!

 

バーチャルJK「ときのそら」とは?

画像引用:【Short.ver】はじめまして!自己紹介のそら【お初です】

ときのそら(時乃そら)さんは、バーチャルJKという肩書きで活動するバーチャルYoutuber17歳の高校生、誕生日は2000年5月15日。中の人・声優は非公表・不明。

茶色で長めの髪に黄色い髪留め、水色の制服というビジュアル。ただの制服ではなく、肩出し、ヘソ出しスタイルとなっています。

2017年9月から活動していますが、本格的にバーチャルYoutuberとして活動し始めたのは2017年12月22日です。

12月下旬から急激チャンネル登録者数を増やし、1月15日時点では5万9000人まで達しています。

画像引用:YOUTUBE STATISTICAL HISTORY FOR ときのそらチャンネル

 

運営はカバー株式会社。キャラクターに会えるライブ配信サービス「hololive(ホロライブ)」も開発しています。ときのそらさんを現実のどこにでも召喚できて、ポーズも取ってくれるので面白いです。

 

キャラクターデザインはいかき(@I_ecakhi)さん。

https://twitter.com/I_ecakhi/status/947207459952721920

もともとはhololiveを宣伝するキャラクター第1弾として生まれたキャラクターでしたが、人気が出てきたのでバーチャルYoutuber活動も始めた、という感じでしょうか。

 

なぜママと呼ばれるか

画像引用:バーチャルYouTuberよくばりセット その7

ときのそらさんが出演する動画では、「ママー!」「あ、ママだ!ママしゅき~><」「ママァ!しゅきぃ❤❤❤」といったコメントが見られます。いわゆるバブみを感じているようです。

僕はこれらのコメントを見たとき、ちょっと気持ち悪いなと思ってしまったのが正直なところです。ところが、ちゃんと知っていくと、理由があるなと感じました。

 

まずは、公式が「【検証】ときのそらはママなのか?お姉ちゃんなのか?」という動画をアップしています

画像引用:【検証】ときのそらはママなのか?お姉ちゃんなのか?

ときのそらさんは、ママ属性なのか、姉属性なのか。ママ・お姉ちゃんとして見てもいいよ、と容認されているわけです。

 

実際、過去の生放送では、ママ・お姉ちゃん・保母さん的キャラクターを見せるシーンも多いです。

ね〜むれ〜 ね〜むれ〜 母の胸〜に〜

よしよし いつもガンバってるね お姉ちゃん応援しちゃうぞ〜

み〜んな〜 お〜いで〜! うたを歌う時間だよ〜!

引用:【検証】ときのそらはママなのか?お姉ちゃんなのか?

そらママ、そら先生と呼ばれることもあるようです。視聴者のみんなは、そらとも(そらの友達)と呼ばれていますね。

 

画像引用:【17/11/02放送】ときのそらVR生放送アーカイブ【#010】

ときのそらさんがママキャラとして見られる背景には、双方向性があると思います。一方的に話すのではなく、みんなにちゃんと呼びかけている感じがするんですよね。

過去の動画を見ればわかりますが、2017年12月以前は生放送が中心で、10数回の場数を踏んでいます。

この経験が、生放送慣れ、すなわち視聴者を受け入れるのがうまいという性質につながっているのではないでしょうか。

 

エヘ顔ダブルピース

なんでも受け入れるスタンスを見せる例には、「エヘ顔ダブルピース」があります。

エヘ顔だぶるぴーす…? 何? なになに? 「エヘ顔ダブルピース」って。 あー!なるほど〜!! やってみま〜す! えへっ どーぉ? エヘ顏ダブルピースに見えるかな?

引用:【検証?】ときのそらの、珍プレー謎プレー

元ネタは「アヘ顔ダブルピース(みさくらなんこつ)」という、ピュアな人に教えるにはとんでもないもの。

流行りネタやネットスラングに弱い割には、コメントで拾ってくれるんですよね。普通のオフィシャルな生放送って、きわどいコメントを拾ってくれないものです。そこが嬉しいところでもあり、不安なポイントでもあります。

「エヘ顏ダブルピース」を教えたシーンでは、罪悪感、粛清ポイント、ママを困らせるな、ママを守護らねばというコメントが見られます。

 

「止まるんじゃねぇぞ…!」って何? 止まるんじゃねぇぞ…! 止まるんじゃねぇぞ…! 「止まるんじゃねぇぞ…!」ってなんなの?

引用:【検証?】ときのそらの、珍プレー謎プレー

参考:「止まるんじゃねぇぞ…」の元ネタ・初出は?

 

 

友人A、あん肝

ときのそらさんの動画では、友人Aとあん肝(よるのクマ)というサブキャラクターたちがいます。

 

友人Aさんは、画面内には登場しない、動画の編集や裏方をやっているスタッフです。ときのそらさんはAちゃんと呼んでいますね。

生放送アーカイブを探る検証班もやっています。ときのそらさんのファンであり、「ママ?お姉ちゃん?」という切り口の動画を作ったり、字幕にハートを入れたりして、視聴者の需要がわかってるなあと感じさせます。

 

あん肝(よるのクマ)は、クマのぬいぐるみです。

画像引用:【よるのクマ】あん肝、ゲーム選定ダイジェストです!

さまざまなゲームをプレイし、ときのそらさんに合った難易度のゲームを選定しています。有能。

最初は「【17/10/31放送】ときのそらVR生放送アーカイブ【#009】」に登場した一時的なキャラでしたが、「【17/11/16放送】ときのそらVR生放送アーカイブ【#012】」で「あん肝」という名前がアンケートによって決まり、ついには単独で動画に登場するようになりました。

 

ときのそらさんを最初に知ったときは、視聴者のママ扱いにちょっと引いてしまいました。

でも、これまでの動画をちゃんと見ていくと、ママキャラにも納得です。

よくわからないながらもネットスラングを拾ってくれたり、名前をアンケートで決めていったりしていて、包容力があって面白いなあ、と思っています。今後の生放送・動画も楽しみですね!

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

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